インドで生活していると、不安な事がある。それは『生活水準が上がり過ぎてしまう点がある』と言う事。
こんな過ごし辛い所で何言ってんの？と言うご意見はごもっともだし、生活の全ての水準が高い訳では決してない。部分的に見て、そう言う点があり、その感覚を持ったまま日本に帰ってしまうとやや心配だ、と言う事だ。
顕著なのが、ホテル。
何回か触れている通り、インドのホテルは安い。超高級ホテルでも、日本と同じ様な値段はまず取られない。
当方の様な小僧が、毎回デリー出張の度にしれっとハイアットリージェンシーに泊まっているのがその典型例だろう。一泊、税込みでも1万円くらいだ。
チェンナイ自体、ヒルトン・ハイアット・シェラトン・ウェスティン・インターコンチネンタル・・・と言った塩梅で、垂涎モノの高級ホテルがズラリと揃っている。
当然、当方は全て制覇している。厳密には、シェラトンだけ泊まった事がないが、それ以外はブランチもディナーも宿泊も、完全コンプリートだ。
すげー贅沢してんじゃん、それで暮らし辛いとか言ってんなよタコ、等と言わないで欲しい。繰り返すが、全般的には『キツい街』であるのは間違いないのだ。
そんなチェンナイ。
単身で来ている男性陣がどうかは知らないが、家族で来ている人であれば、かなりの確率で上述した様な高級ホテルに出入りした経験があるはずであり、そう言った環境なので、『日本に帰った後、ハイアット行きたいとか思っちゃわないかな』と言うのが心配なのだ。
そうは言っても我々はオトナなので、すぐに環境に順応し、日本でそんな事が気安く出来ない事くらいは、簡単に理解出来ると思う。問題は子供。
我が家の娘は8歳と3歳。3歳の方はおっぺけぺーなので何も覚えてないと思うが、小学校3年生ともなると、結構な事を脳内に記憶したまま成長していくと思う。
3年生レベルのがきんちょが、
- チェンナイではしょっちゅう高級ホテルに出入りしていた
- 海外旅行の時はだいたいハイアットだった（死ぬ程貯めたポイントをここぞとばかりに使う）
- それ以前に、年に3回も4回も海外旅行してた
と言う事を覚えたまま成長し、それが当たり前なモノとして処理されていたとしたら、将来が恐ろしい。高級ホテル、ブランドモノが当たり前、そう言うのオゴってくれる男じゃなきゃダメよね的なクソ女になってしまう可能性も排除出来ない。娘の人生だから別に良いっちゃ良いんだけど、何となく親としてはイヤだ。
年末にKLに行く際も、グランドハイアットに泊まるので（無料宿泊特典やらアップグレード特典やらがたくさんあるのだ）、それが如何に異常な事態であるか、は理解して欲しい所だ。
特典ってこんなヤツね。
ところで、来週からのKL、イオン辺りに行って日本食を買う事と、どこにあるかもわかってないキッザニアに行ってみたい、と言う事以外は何も考えていないので、何かオヌヌメがあったら教えてください。。
あと、そもそも年3回も4回も旅行行かなきゃ良いんじゃねーの、とか言わないでください。ストレス溜まっちゃって、そーゆー事しないと貧乏ゆすりしちゃうの。
※最後に一応言っておくが、これはチェンナイに帯同しようかどうしようか迷っているご家族を、巧妙に誘い出す為のトラップであるのは言うまでもない。
〜今日の教訓〜
年末までにハイアット年間宿泊71泊になるから、更に無料宿泊特典が1泊分増える。
日本帰って箱根のリージェンシー行ったろ。