ついにそこまで行くか世界の流れよ、と言うニュース。
ニュースの概略をまとめると、
2018年のレースから、F1はレースクイーンを廃止する
レースクイーンは正式にはグリッドガールと言うらしい
理由は、現代の社会規範に共鳴しない為
どこぞの団体から圧力があったワケではなく、あくまでF1のブランディングの観点からの決断
と言う事らしい。
『レースクイーン』と聞くと、確かに性の象徴と言うか、エロい目で見る向きも当然あると思う。
でも、風俗じゃあるまいし、無理やりやらされてる女の子もそこまでいないだろうし。中には事務所に強制されてる子もいるかもしれないが。
彼女達にしてみれば、生きていく上で、つまりビジネスをする上での自分のコアコンピタンスはこのプロポーションと顔だ！と言う信念の下で行動しているんじゃないかと思っている。
なんだけど、どうも色々調べていくと、F1のレースクイーンと言うものは、女性蔑視の風潮がもっとあった頃に出来上がったスキームであり、そこにいる女の子たちの気持ち云々より先に、その古くからの女性蔑視の象徴の様なスキームを続ける事自体がダメ、って意見もある様だ。
そこにいる女の子は場における『華』だけど、それが男性にのみ添えられる様な華であってはいけない、みたいな事を書いてる人がいたけど、良くわからん。
とにかく、考える事すらして来なかったこんな所までも、女性蔑視と言う括りで議論するのが今の世界の流れなのね。と言う感じだ。
良い悪いはわからないし、難しい議論は置いといて、んじゃさ、って事で出て来る疑問は、まずは
もっと過激なカッコをするグラビアアイドルは職業として問題ないのか
と言う点。
レースクイーンの場合は、あくまで『F1と言うブランドにふさわしくない』との背景があるみたいなので、グラビアアイドルの仕事とは本質的に議論の対象が違うのかもしれない。
では、
WWEとかK1とかの格闘技系のラウンドガールはどうなるのか
について。
これこそズバリ核心を突いた疑問ではないのか。F1のレースクイーンが廃止されるなら、ラウンドガールもペッパー君にしてしまわないと一貫性がない。
更に言えば、
モーターショーとかのコンパニオンは許されるのか
これも挙げられる。
スポーツでもなく、モーターショーなんて自動車産業で働いている当方からしたらビジネスの一環なんだけど、そこにエロの対象として見られる可能性の高い女の子が立っている事は言ってみれば意味不明なのだが、なぜこちらは廃止されないのか。F1に参戦してるメルセデスだってルノーだって、この前のモーターショーでは車の横に女の子立たせたぞ。
そして最大の議論は、
ハイレグ且つTバックで乳丸出しでレースクイーン以上に露出の激しい力士は許されるのか
についても充分な議論が必要だろう。
スタイルの良いレースクイーンよりも露出が激しく、なおかつデブ、と言う扱いになり、尋常じゃない辱めを受けていると考える事も出来る。
マスコミの取り上げ方を見ると、どうやら国家の危機である北朝鮮問題と同じくらいの重要性があると思ってるらしいので、何れの点についても、是非国会で真剣に議論して頂きたい所だ。
〜今日の教訓〜
色んな事言う人がいる。
20年後とかどうなっちゃうんだろうか。