当方、人生において『ビジネスクラスへのアップグレード』と言うものは経験した事がない。
大学のラグビー部の連中との卒業旅行でグアムに行った時、15人くらいで行って、その内の5人くらいが謎にビジネスアップグレードの恩恵に与っていたが、当方はあっさり落選。
その後大人になり、何十回何百回も飛行機に乗る様になっても、未だに一回も『お客様・・・』の甘いお誘いがない。なんでや。
そうか、そちらがその気ならこっちからやってやんよ!とばかりに、今回日本に帰る時、ビジネスにアップグレードしたったので、その話でも。
ちなみに、最初からビジネスを予約出来る程余裕はないので、その辺はご愛嬌なのだ。
グローバルクラブに入っていてもお誘いがなくて遺憾なのだ
前回のエントリでも触れたが、今回はデリー経由でJALで帰国した。
当方はJALのグローバルクラブ会員なので、JAL搭乗時には先方から
『お客様・・・』
とお誘いを受けても良さそうなモンだが、なんか知らんが今まで一回もそれがない。さっきも書いたけど。
なんなら、家族渡印時に、家族全員ビジネス&当方のみエコノミー と言う環境の中ですら、ビジネスにして貰えなかった。ちっくしょー
仕方ないから金での解決を試みる
今回、アップグレード出来るちょっとだけ高いチケット(確か5,000ルピーくらい)を取った為、金さえ払えばビジネスアップグレードになる権利を得ていたので、すかさず18千マイルを使い、プレミアムエコノミーなんぞには目もくれずにビジネスにアップグレードしたった。ふはは。
機内にほぼ一番乗りで入るとこんな光景。
いつも素通りしててごめんね、今回は君と一緒にいられるよ、とばかりに鋭く着席。
完全におのぼりさん状態で、お決まりのこんな写真すら撮ってしまう。
当方の美脚ボンバイエが写り込んでいるが気にしないでもらいたい。
夕飯とか心が踊り過ぎてダンシングナイト
着席後、やはり楽しみなのが夕飯。
こんな感じのハイソなメニューを貰う。
空の上の特別なレストラン、ですって。かなり期待が高まる。
和食か洋食か、と聞かれ、日本を思い出す為に和食と言おうかと思ったが、洋食に含まれる『牛フィレ肉』のワードの破壊力に蹂躙され、あっさり洋食をチョイス。
当然ご飯も全部写真撮ったよ!
スターターで出て来るモノの名前がハイソすぎてついていけないが、スターターはこんな感じ。
マジでしゃれおつ。
お次はいきなりのメイン。CAにどちらにするか聞かれたが、チキンなんかいつでもインドで食えるわい!とばかりに、光の速さで牛を選択。
肉に寄せるとこんな感じ。
日本で美味いモンばっか食べてる人がどんな感想を抱くのかはわからないが、インドで調教されてしまった当方のバカ舌は、このフィレ肉に対して大興奮、美味い美味いと言いながら食い尽くしたのは言うまでもない。
最後はデザート。
非常にかわいらしいのである。一瞬で完食。
ご飯を食べながら、映画『コンカッション』を見て、今までのラグビー人生で自分が食らってきた脳への衝撃に思いを馳せながら、ご飯終了後は鋭く就寝。フルフラットなので、マジでビビるレベルで快適なのだ。
朝飯はさすがにちょっとヘビー
で、3時間くらい寝た頃だろうか。
日本時間の朝5時半に、
『ご飯よ!』
と言って叩き起こされる。眠い。
起きた瞬間、こんな感じの重いメシを頂く事になる。
メニューはこちら。
左上の箱には唐揚げが入っていて、うぉー重いーと思いながら食べていたが、今見たらマグロの唐揚げだったらしい。普通に鶏だと思っていた。くらい頭が回っていなかった。
寝ぼけながらインドのでかさに改めてビビる
ご飯を食べながら、あとどれくらいで着くんですか?とCAに聞くと、あと1時間半くらい、との回答。
働かない頭で何となく、今大阪くらいかな、とか考えてたら余裕で日本列島の手前。
あれ?1時間半で飛行機ってそんなに飛べるんだっけ??と言うのと、日本って狭いなぁ〜、と言うのと、そもそも俺ほぼ毎週デリー↔︎チェンナイを3時間かけて行き来してるけど、ありえなくね、と言う色々な思いが頭を駆け巡り、目が覚めた。
デリー↔︎チェンナイって距離にして約2,000kmあって、日本で換算すると札幌↔︎鹿児島とほぼ同じなのである。
誰かもう一人デリーに日本人置けよ と本気で思う。
こうやって見ると、やっぱり日本ちっちゃいよね。
こんだけ遠い距離を移動するのに、エコノミーでひたすら我慢、とかやっぱりなかなか辛いのだ。
某自動車会社さんなんか、普通にビジネスで行き来できるらしく、まぁしょうがないけど、その格差には悲しくなってしまうのである。
なお、今回ビジネスで帰って来たよ!って話をマダム(嫁さん)にした所、逆鱗に触れたのは言うまでもない事であり、これも格差の為せる業なのである。
〜今日の教訓〜
貯めたマイルはこうやって使おう!
JALの時は必ずビジネスにしたる。