ビスタラ航空、英語で書くとVistaraになるのだが、この航空会社をご存知だろうか。
ネット上の情報をかき集めると、
- ビスタラ航空は、タタグループとシンガポール航空共同出資の航空会社
- 社名の由来は、サンスクリット語のVistaarで、『無限の広がり』と言う意味
- インド・デリーを本拠地としており、2015年1月から運航開始
- 保有機体は、エアバスの320系オンリー
- 女優のDeepika PadukoneをCMに起用し、高級感を演出
- サービス面での差別化を図っている
と言う様な事らしい。
ちなみに、Deepika出演のCMがこちら。
マジかわいい。インドのどこにこんなかわいい子がいるのか、教えて頂きたい。
気を取り直してビスタラの話に戻ると、ちょっと前にJALの提携の話がニュースになっていたのでワンワールドなのかと思いきや、そうではないらしい。
かと言ってスターアライアンスメンバーでもなく、極めて中途半端な立ち位置としか言い様がない。ナンナンダヨ。
当方、チェンナイ⇔デリーの移動は、殆どのケースにおいて、クソ会社の悪名高いエアインディアを利用しているのだが、今回はクソ会社の運賃がクソ高かったので、クソーと言いながらビスタラを選択してみたのだ。
飛行機に乗る前編と乗った後編に分けて書いてみようかと思う。まずは乗る前から。クソ長くなる可能性については否定出来ない。
エコノミーとプレミアムエコノミーの価格差がほぼない
企業内最下級戦士としては、当然エコノミーを使うのだが、色々と運賃を見て行くと両方のクラスにはほぼ差がない。
絶対何かカラクリあるだろ、と思いつつ、今回は200INRのみの差だったので、鋭くプレミアムエコノミーを選択してみた。
一応参考までに下記画像を。
6/23のケースだと、差はこんな感じで、864INRの様だ。
シンガポール航空のステータスしか適用されない
冒頭に書いた通り、JALとの提携を発表したものの、今の所その気配は1mmも感じられず、グローバルクラブ特典は何も適用出来ない模様。
且つ、スターアライアンスではないので、ANAのプラチナを持ってた所で攻撃力はゼロである。
ビスタラの自社マイレージプログラム以外で使えるのは、親会社でもあるシンガポール航空のクリスフライヤーのみ。一応、マイルもたまるみたいだ。
チェンナイ空港にはエリートゴールド向けのラウンジなし
先日、遂にクリスフライヤーのエリートゴールドを取得した当方、まるで初めてファミコンを買って貰った小学生の様に、もう嬉しくて嬉しくてタマランチ会長なので、
余はエリートゴールドじゃ、ラウンジを明け渡し給え
とばかりにチェックインカウンターでマウンティングしにかかったのは言うまでもない。
ところがこの地上職君、
サー、チェンナイのラウンジはビジネスクラスの人しか使えません、デリーにはエリートゴールド用のラウンジがありますので、チェンナイでは大人しく待ってやがりなさい
と返して来る。ぐぬぬ
残念な事に、チェンナイ空港ではゲート前の鬼混みしてる空間での待機を余儀なくされた。
プレミアムエコノミーは言うほどプレミアムじゃない
さて、ここから搭乗後の事を書いてみる。
先ほど、何かカラクリあるだろ、と思っていたプレミアムエコノミー、そこまでプレミアムではない。JALのクラスJ的な感じと言えば近いかもしれない。
ポイントは、
座席幅はエコノミーと完全に一緒
足元が少し広いっちゃ広い
座席に電源があるワケでもない
と言う所だろうか。
たださすがに少しは差がついてる
とは言え、さすがにエコノミーと同格にするのは申し訳ない。
まず、搭乗後、CAがいきなり水を配りに来た。
ジュースじゃないんかーい と思いつつ、エコノミーでは水すら貰えないのでここはプレミアムならではなんだろう。
あと、おしぼりも出て来た点もプレミアムだと言う事にしておこう。
一応、こんな感じで仕切りもついてるしね。
ビジネス⇔プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミー⇔エコノミー
メシも食ってみる
機内食の安全性を1ミクロンも信用していない当方、今まで数知れず乗って来た国内線では、2回くらいしか機内食を食べた事がない。
ただ、今回は搭乗後こんなのが配られ、瞬間的に心が揺れ動いた。
表紙。
めくると、こんなのを出しますよ、と書いてある。
思わず二度見したのがこちら。
スタバやんけ!!!!!
スタバが監修しているコーヒーが飲めるって事なのかい?と言うそれだけの動機で、人生3回目のインド国内線の機内食召し上がりタイムが可決された。
じゃん。
チキンかパニール(豆腐みたいなヤツ)かの選択があり、リスク回避の為に肉を拒否した結果、中身はこんな感じ。
多少スパイシーなのは已む無しだが、まぁまぁ美味しかった。
そしてコーシーちゃん。
180度回転させると・・・
あらこんにちは!!
このマークを見るだけで安心してしまう当方、なんてカモりやすい顧客なんだろうか、と自分でも思ってしまう。
完全にビスタラの戦略にハメられておる。
てな塩梅で、ビスタラ航空なんてのを使ってみたよん、と言うお話だった。
今回はガラガラって事もあり、ほぼストレスフリーのフライトだったが、今後満席時にどうなるか、も見て行きたい所。
あと、デリーのラウンジが使えるみたいなので、どんな様子かお手並み拝見じゃ、と今から腕をぶん回している事は言うまでもない。
〜今日の教訓〜
コーヒーは大して美味くなかった。
我が家で飲むネスプレッソの方が実力は上。そしてディーピカって人初めて調べたけどマジかわいい。