イケメソヘッドホンを買ったけど自分の耳がイケメソじゃないっぽい件

皆さまご存知の通り、サンクスギビングの期間、ブラックフライデーというイベントがある。

実に消費者をバカにしたイベントとしか言い様がなく、各企業が消費者を全力でカモりに来るイベントである事は分かり切っている為、

売られたケンカは買うぜ

の江戸っ子精神で男らしく散財した。

数字を見て現実を突きつけられるのがやや怖いのでちゃんと計算はしていないが、Amazonだけで$800ほど、それ以外に以前書いたゼロハリバートンのスーツケースに$850、ブラックフライデーとは関係ないけどサンクスギビングの旅行で$1,500ほど浪費しているので、ここ2週間程での出費額の合計は間違いなく$3,000を超えている気がする。

で。

そのAmazonの$800くらいの中の一つがこちら。

これがAmazon USAでは$699の定価だったところ、ブラックフライデー期間に$519になっていたので力強く購入したのだ。

高価なものを買った時に最もドキがムネムネするのは箱を開封する時なのだが、共感頂けるだろうか。毎回やってしまう写真撮影にもお付き合い頂ければと思う。

まず外観。

箱の下に箱。というかスライドしてカバーから出しただけ。

箱を開けると、中にはキャリーケースに包まれているであろうヘッドホン君が！

ちなみにキャリーケースの下には取説的な紙が潜伏していた。

キャリーケースを開けていよいよご対面。ドン！

マジイケてる。嬉しさマックス。

一応、こんな感じで充電ケーブルと、イヤホンジャックのついた有線ケーブルも入っている。シリカゲル付き。

と言った感じで、興奮が止まらないのだが、早速どんなモンなのか試してみる事に。あまりの興奮でしゃくれる殿下殿40歳男性。

Amazonのレビューでは、こんな感じでべた褒めされているのでかなり楽しみにしていた。

まずは当方が愛してやまない葉加瀬太郎から。

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うーん。

確かに音は良い。気がする。

が、何を以って『深い音』と表現する事が出来るのか分からない。深い音について考え続けるも分からず、実に深い気持ちになった。

続いて、このPx8のレビュー記事をアップしてる人が書いていた宇多田ヒカルの曲を聴いてみる事に。

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確かに、色んな音が聞こえる感はある。あるんだけど、当方が持っている別のノイキャンイヤホンで聴いたとしても、具体的にどの音が聴こえなくなったか、までは分からない。

ヴォーカルの息遣いだとか、音域の広さだとかつい最近覚えた単語を使ってみたいのはマウンテンマウンテンなのだが、具体的に何も理解出来ないので使い様がない。

当方は一応、AirPods Proと、こちらのBoseのイヤホンを持っているのだが、当方クラスの耳であればAppleとBoseが全てをカバーしてくれる、という事なのかもしれない。

一応少し勉強したので、考えられる最強の組み合わせであるハイレゾ音源＋Px8の有線接続で聴いてみたものの、音質に関しては通常音源＋Bose or AirPods ProのBluetoothとそこまで大きな違いが見出せなかった。最後の最後にこんな言い訳がましい事を書くのは実に女々しいとは思うが、一応違う事くらいは分かる。分かるんだけど、それを言語化する事が出来ない、という事だ。

唯一言語化出来る事があるとしたら、それは没入感、だろうか。ノイキャンの性能がすごいのか、そもそもの設計がすごいのか分からないのだが、騒がしい娘ズが部屋に入って来て当方に呼び掛けてても全く気付かないくらい音楽への没入感を与えてくれるヘッドホンである様な気がする。

ちょっとだけそれっぽい事を書いてみたものの、やはり音質については良く分からない。悔しいので当面の間、少しでも時間があればこのヘッドホンを装着し、『音の深さ』について言語化出来る様に頑張りたいと思う。

なお、冒頭に江戸っ子云々と書いたものの、当方は横浜出身なので、江戸っ子とは言えない。その辺が色々な所で見え隠れする当方のぬるさの源泉の様な気がするが、ぬるさの極みとして、自分だけ散財する事の後ろめたさからTory Burchの靴とイヤリングをマダム（嫁さん）に無理矢理買わせておいた。

でもすごいんすよ、そもそもブラックフライデーで安くなってる上に米国楽天で勝手に15%キャッシュバックされて、更にAMEXのカードのオファーで$300買ったら$60キャッシュバック、ってのがありましてん。

まず、本来であれば$446+Taxのものが、Tory Burch自体の割引で$312+Taxに。