遂に家族で米国上陸を果たした件

クソみたいにバターバターしていた。

3週間の一時帰国ではどこにも旅行に行けず、ラーメンも焼肉も食べられず、実家の親父とおかんが買って来てくれたすしざんまいでかろうじて寿司だけは食べられたが、1ミクロンも日本を満喫出来なかった。特に7/26週のバターっぷりは尋常ではなく、このブログの更新がピタリと止まったタイミングと合致する。

何がバターだったのかと言うと、

渡米前：家をすっからかんにする事による様々な作業

渡米後：生活のセットアップとFワード的クソだるい仕事のダブルコンボ

としか言い様がないのだが、渡米前に関しては、引っ越しのみならず、住宅ローンの手続きの変更とか株の口座の手続きとか、実は3月に自分が赴任する前にやっとかなきゃいけなかったんじゃね、的な事が一気にのしかかって来たのだ。

最終的に、圧倒的な書類不備を引き起こし、全てを剛直に無視してアメリカに上陸してしまった。アメリカに来てしまえばもう後はこっちのモンで、後は野となれ山となれ、の気分。

その後、戸籍謄本がどうのこうの、とメールが来ていたが、その肝心のメールに

このアドレスは送信専用です　返信されてもお答え出来ません

と言う、お前ナメてんのかとしか思えない一言が添えられていた段階で完全に心が折れたのは言うまでもない。

それはその内どうにかするとして、渡米後もめちゃくちゃバターだった。

Wi-Fiを引かなきゃいけない所から始まって、マダム（嫁さん）の車探しと携帯契約、ベッドを始めとした家具の確保、必死で運んだスーツケース5つ＋段ボール4箱の開梱＆意外とあっさり届いた航空便の開梱、一時帰国中にジャングル状態になった芝生の駆逐などなど。

一番めんどくさいのは未だに汚い家の床の掃除なんだけど、それに伴ってハイハイ魔人の1歳児の衛生ケアも発生する（汚い床を触りまくった手を口に入れようとする事件が頻発）ので、昼寝をしている時間帯以外、遅々として作業が進まない。そしてその環境下で家で仕事をしている時点で、業務も完全に崩壊している。ガッデム。

なお、家具に関しては、現段階で既に渡米後２週間が経過しているのに、買えたのはAmazonで買ったダイニングの椅子のみ。

先ほど書いたベッド以外にも、テレビボードやらソファやら、購入したいものは山ほどあるのだが、Findlayにある家具屋はほぼ在庫なし＆注文しても到着まで12週間かかるんですぅ♡とかほざいていたり、頼みの綱のIKEAやCostcoも何故か配送が出来ない商品ばかりでどうしようもない。

そんな中、Amazonだけは男らしく色んなモノをちゃんと配送してくれるので、日米両方でプライムメンバーになっておいて良かった、と心底感じてしまう。

それにしても、家具の買えなさっぷりには驚愕している。

これは当方の勝手な想像だが、バイデンパイセンがばら撒きまくった補助金で、宵越しの金は持たぬ的マインドの米人が、引越しシーズンである事もあって家具を買いまくってるんじゃないか。同時に、労働者不足はどの業界でも顕著なので、IKEAだったりCostcoもそうなんだけど、配送ドライバーの確保が間に合ってないのではないか。的外れだったら恥ずかしっ。

当方は自動車業界に属しているが、ミルクランのトラックが来ません！ドライバーがいないらしいです！と言う、インドで頻発しそうな言い訳を時々聞くし、労働力不足の発生は間違いない。

サプライヤの間でも、現場のワーカーが雇えなくて出来高が上がらず、コロナで失った生産量をリカバリーしたい自動車メーカーの需要を満たせずにドボンする人がちょいちょい出て来ている様なので、これに関してはもう努力だけでは補えない運の要素もあるんだろうな、と感じる。

と言った塩梅で、何を書きたいのか良くわからない長文になってしまって恐縮だが、1つだけ言えるのは、

アメリカ駐在はマジで金が吹っ飛んでいく

これに尽きる。

家具然り車然り。

車は2台自腹で買わなきゃいけないんだけど、今までの人生でトヨタしか買った事のなかった自分にサヨナラを言うべく、インフィニティQX80とスバルフォレスターを購入。

この2台だけで75,000ドル吹っ飛んでおり、渡米後2週間にして既に3,000ドル以上消費していて且つほぼ家具は買えてない状態なので、いくら金があっても足りない。

かと言ってインドの時の様に激烈ハードシップがあるワケでもないし、文字通りスッカラカンだ。

頼みの綱は、日本のマンションを誰かが高値で借りてくれる事。

与野駅徒歩2~3分の自称超絶優良物件なので、誰か借りてくれ〜〜〜〜

首尾良くマンションが貸せたら、その辺の話もまた今度書いてみたい所！

〜今日の教訓〜

金がないのは自分のせい。

イキった車買ったのが悪い。とは言え、車で見栄張る為に自動車業界にいるんだけどな。