未だにホテル生活から脱却出来ない上に、ホテルのWi-FiがうんちレベルでYouTubeすら満足に観れないハイパーストレスフルな状態なので、日本のテレビを観るなんて行為はこの2ヶ月全く出来ていないのだが、どうやらパナソニックがトップリーグ優勝したらしい。
そして今季限りでラグビーを引退する福岡堅樹くんもラストマッチでトライを挙げたらしい。おめでとう!
福岡くんは日本ラグビー史上に残るウィングだったと思う。
速いだけのウィングはたくさんいたけど、ディフェンスもしっかりするし、球際にも結構強くてジャッカルもちゃんとする。
学生時代、ジャッカリストとして名を馳せた結果、ゴキブリと言う不名誉なあだ名(過去エントリ参照!)をつけられた当方に言わせると、福岡くんのジャッカルはかなりスキルフル。パワーで強引にもぎ取るのではなく、タックルした後の起き上がりの速さと体の使い方が実に上手い点が素晴らしいと思う。
そんな福岡くん、彼のトライと言えば、やっぱり2019年W杯の3試合連続トライが記憶に新しいが、当方としては以下動画の51分過ぎのスクラムフリーキックから始まるトライが一番印象に残っている。
2004年に、かなり微妙なメンツでスコットランド戦に臨んだ結果100点ゲームを喰らった後、9年ぶりにスコットランドに試合を組んでもらえたのがこちらの動画。
フリーキックから廣瀬俊朗パイセンがロングゲイン。そこからお手本の様なハンズパスで福岡くんがトライを取ったものだ。
廣瀬さんを止めたのはあのレイドローなんだけど、その後のハンズパスが始まるフェーズでさっきまでスクラムを組んでいた堀江がちゃんとダミーランをした上にディフェンスを1人殺しているのはマジですごいと思う。
結果的に試合としてはダブルスコア以上で負けるのだが、明らかに日本代表が強くなっている事を実感出来る試合だった。
この試合が楽しみ過ぎて、一人で新宿のHUBまで観に行ったら1日間違えていた、と言うハプニングもあったのだが、かなり興奮した事を覚えている。
何れにしろ、数々の形で我々ラグビーファンのみならず、日本中を楽しませてくれた福岡くんが引退してしまうのは残念だが、医者になるとの事なので是非著名なお医者さんになってもらえれば、と思うのだ。ガンバレ福岡くん。
ちなみに前述の2004年のスコットランド100点ゲームの惨劇についてだが、そのヨーロッパ遠征では今では格下扱いのルーマニアにも25-10で破れ、ウェールズには98-0と言う花園予選みたいな内容で蹂躙されている。
そう言う悲しい過去を知っていると、今のジャパンの強さがホントに嬉しい。
2023年W杯も良い結果を残せると良いよね!
〜今日の教訓〜
2004年はNECがグレンマーシュとセミシのおかげで強かっただけ説。
当方はNECのメンバーをあんまり評価してなかっただけに、2004年の遠征メンバーは全く納得がいかなかった。