チェンナイにいると、ヒマを持て余す時があったりする。
その理由が『娯楽の少なさ』に起因する事はご理解頂けるだろう。
チェンナイは笑ってしまうくらいに娯楽の選択肢が少ない。
娯楽が少なくて笑っちゃう、つまり、
娯楽の少ない事が娯楽
と言う新たなフィロソフィーを提唱し、教祖になってしまいたいくらいだ。
とは言え、そんな事ばっか言ってても仕方ないので、新しい遊びを見つけたり、何かテーマを作ってそれに打ち込んだりする事で、ヒマ時間の解消に取り組んでいるものの、ある時いきなりヒマになる事がある。
あれ、今から何したら良いんだろ 的な感覚。
文字にすると、自分でも不思議に感じるのだが、それは主に土日に起きる。
突如として現れて、当方と家族を困らせるのだ。
先週、マダム(嫁)がそのシチュエーションに直面したらしく、おもむろにペンを取り出した。
どうやら、お絵描きをする事で状況の打破を図っていたらしい。
テーマはこちらの白雪姫。
これを真似て、白雪姫を描く、と言う事の様だ。
悔しいが、我がマダムは絵がそこそこ上手い。そして当方は、不甲斐なく絵が全く描けない。
小学校の頃から図工の授業だけは苦手だったのだが、これは恐らくおかんに連れて行かれたアトリエ教室で、
タマちゃんがいるとレッスンになりません
と言われて入会拒否された事に起因するのではないか。
まだ幼い頃のタマ少年は、大人からの人格否定に深く傷つき、そのトラウマで絵が描けなくなってしまったんだろうと思われる。
そんなコントラストのあるタマ夫妻だが、マダムが描いた白雪姫がこちら。
上手い。ちょっとギャル要素が加味された気がしないでもないが、上手だと思う。
あなたもやってみなさい と言われ、渋々やってみた所・・・・
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良くわからないクリーチャーが誕生してしまった。
何と言うか、世の中の白雪姫ファンに申し訳ない。
白雪姫×殿下=クリーチャー
姫と殿下のコラボであれば、高貴な何かが生まれるはずだが、どうも違う様だ。
まぁ、ヒシアマゾンも、どんなに良い血統の種牡馬と種付けしても名馬が出なかったし、こう言った理不尽な事も世の中では充分起き得るんだ、と言う整理にしておこう。
絵が上手い人、マジで尊敬するわ。
~今日の教訓~
チェンナイにはインド人がインドアートを教えてくれるアトリエ的なのもある。
マダムが時々行ってるよ。