先週も剛直にデリー出張していた。
今週もデリーに行かざるを得ないし、もうホントに飛行機乗りたくない。
関係ないけど、この
◯◯せざるを得ない
と言う表現を、間違って
◯◯せざる終えない / 〇〇せざる負えない
と書いてる人がたまにいる。
人格にかなりの欠陥を抱える当方、そう言った日本語の誤ちを見ると大至急見下す傾向があるのだが、最初にその間違いをしたヤツは何を根拠にそう書いたのか、気になる。
とは言え、当方も
美人局をびじんきょくとずっと読んでいたり、gifをずっとギフと読んでいたり
と言うなかなかのダサいミスを犯していた為、人の事をバカにする資格はない。と言うか、バカにされて然るべきだ。
またもや話が脱線した。これも悪い癖だ。
今日書くのは、先週デリー出張に行く前に、チェンナイ空港で起きたお話。
インドの空港での国内線の搭乗までの流れとしては、
- 空港に入る(軍人に身分証明書とeチケットを見せる必要あり)
- チェックインカウンターでチケット発行して貰う(webチェックイン&チケット印刷でスキップ可能)
- 保安検査に並ぶ前にまた軍人にチケット見せる
- 保安検査場でPCを出したりしつつ荷物をX線検査のレーンにぶち込む
- ボディチェックの列に並ぶ
- ボディチェックを受ける(リアルに身体中を撫で回される)
- ボーディングアナウンス後、搭乗ゲートに並ぶ
- ゲートでチケットをちぎられる
- ちぎった場所の5m先に突っ立ってるヤツにチケット見せる
- ちぎられたチケットを搭乗寸前にまた軍人に見せる
- やっと搭乗
となる。
いやー、長い。書き出すだけで疲れる。
ちなみに、9番目のアクションは、チェンナイ空港では最近減って来ている。当たり前だ。ムダ過ぎるもんね。
で。
先日のチェンナイ空港では、この流れの中の4番目の所で、死ぬ程まごついてるヤツがいた。
何をカバンから出せば良いんだっけ、みたいな感じで全く以って要領を得ない。
てめぇ早くしろよ
とイラつく当方の視線の先には、ボディチェックの列に誰も並んでいない光景が広がっている。
チャンス到来。
当方は既にX線検査に荷物を差し出している。つまりこのまごつき野郎をすっ飛ばしてそのままボディチェックに向かう事の合理性は、誰も否定出来ないはずだ。
当然の様に当方はボディチェックに進んだのだが・・・
ここで、検査場に突っ立っているだけで、ほぼ何もアクションしていない軍人から、
サー、彼が先です
と思いもかけない言葉を浴びせられた。
この軍人は軍人で間違った事は全く言っていない。確かにまごつき野郎の方が先だ。
今思えば、そんな制止は振り切って突破してしまえば良かったのだが、善人の当方は、
そうか、諒解
とばかりにトボトボと黄色い停止線まで戻って並ぶ事にした。
が。
10秒くらい経ってもまごつき野郎はまだまごついている。ふざけんな。
20秒くらい経って、ようやくまごつき野郎がボディチェックに進んだ。
んが。んがが。
持っていてはいけない携帯電話と財布をポッケに入れており、帰って来た。なめてんのかこの野郎、お前何の為にあんなに時間使ってたんだアホ。
それをまたまごつきながらカゴに入れてX線に通していたので、都合1分くらいはロスしたのは間違いない。
あまりにムカついたので、その軍人に
おい、俺が待たなきゃいけなかった理由って何なんだ?ロジカルに説明しろや
と絡んでみたものの、ニヤニヤしながら首を横にフリフリするだけ。
Hey, why do I need to wait him? Any logical reason? Tell me, now!!
とか言った気がするが、何も回答なし。
当方の英語がカス過ぎるのかもしれないけど、と言うかその可能性がかなり大きいのだが、久しぶりに(1週間ぶりくらいに)憤怒した。クソ野郎が。
ダラダラと何が起きたかを書いて来たが、この事象に対しては、
たかが1分くらいで怒ってんじゃねーよ
と言うご指摘を受けるだろう。
そのご指摘はごもっともだ。こんな事で怒るのは人間が小さい。
器は小さいけど、なんでそうなったのか?については、
マナー違反が多い事で有名なインド人にマナー違反を指摘される
と言う列島震撼のカウンターパンチが背景にある。
そのあまりにも鋭いパンチを脳天に喰らった事により、前頭前野を壊滅的な状態に陥れられ、冷静な判断能力を失って逆上した、と言うのが実情だろう。
なお、そんな事を言うのはインド人に失礼だ、と言う人がいるとしたら、滔々と説明をしてやりたい。
良いかい?みんながみんなマナーを守らないなんて僕は言ってないんだ。そう言う輩が非常に多いし、守るヤツより守らないヤツの方が多いと言う意味だし、残念ながらそれは紛れもない事実なんだよ。どうしても否定したいならインドに住んでみたまえ。
と。
何れにしろ、インド人のパンチがクリーンヒットし、温厚なタマさんも思わず取り乱してしまった、と言う事は間違いないだろう。
つまり、別につっかかる必要もない相手につっかかってしまった、と言う事。
これは良くないので、やはり空港ではこちらのエントリの通り、常に口角を上げて、微笑みの天使化する必要があるんだろう。ついでに言えば、横入りもしない様に、紳士然とした余裕のある振る舞いをすべきだ。
以後気をつけようと思う。
ちなみに、怒りの醒めやらぬタマさんは、憤怒したまま空港内をウロついていた所、恐らくスパイスジェットのCAと思われる女の子が異常なミニスカートをはいて座っており、ナチュラルにパンツが丸見えだった事で冷静さを取り戻した。
その子は、立ったら立ったでストッキングの根元まで見えていて、これは倫理上問題ないのかインド人よ、とマジで思ったし、彼女の前を通るオッサン達を眺めていたら、ほぼ全員がパンツを見ていたし、何人かわからないけど白人のオッサン2人なんぞはしばらく彼女の前に立ってずっとパンツを見ていたので、
みんなどうしようもないな
と思って、改めて憤慨しておいた。
今度スパイスジェットに乗ってみようと思う。
〜今日の教訓〜
人のフリ見て我がフリ直せ。
子供の頃からおかんに言われ続けてきた事が、今になって理解出来たよ。