〜続きだよ〜外務省が発表してる海外における日本人の人口統計が非常に興味深い件

前回、外務省が出してるデータを見ていたら、インドが意外と男女比率においては不思議感がない、と言う事を書いた。

参考リンク;前回のエントリ

他国において、インドを上回る男性比率となっている事象が起きていて、それは何故?とも思ったが、とりあえずインドをもうちょっと見てみる事にした。

今回書いてみるのは、インドにある大使館・総領事館の管轄エリアにおける日本人数について。

大使館と総領事館はどこにあるのか

まず、おさらいとして、インドにはデリーにある大使館以外に、以下の4つの総領事館がある。

  • 在チェンナイ総領事館
  • 在ムンバイ総領事館
  • 在コルカタ総領事館
  • 在ベンガルール総領事館

どうやら、総領事ってのは結構偉い人らしい。

大使と総領事で権力を競い合わせるとどっちが強いのか?についてはどうやら大使の方が圧倒する様だが良くわからない。

で、それぞれの管轄エリアは以下の通り。

何となく、

各総領事館の管轄地域を除く

って書かれてる時点で、大使館の管轄エリアが広いのは想像つくけど、文字で書くとわかりにくいので、地図にしてみた。

大使館、さすがに担当エリア広すぎるだろ!大変っすわ。大変さは良くわからないけど。

その各領事館が管轄エリアにいる日本人の数をまとめ、それを更にまとめ上げたのが前回書いた

インド;9,197人

と言う結果なのだ。

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大使館管轄エリアが一番日本人は多い

では、その9,197人がそれぞれどのエリアにどれだけいるのか?がこちら。

どん。

まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんだけど、管轄エリアが一番広い上に首都のデリーを抱えている在インド大使館が5,625人で、全体の61%でぶっちぎり。

次点は意外にも、カルナタカ州一点突破の在ベンガルール総領事館で、1,306人で14%。

次点と言っても、僅差でチェンナイとムンバイがほぼ同一値で並ぶので、2位集団と言っても良いだろう。

かなり離れた最下位に168人の在コルカタ総領事館が続く。

コルカタは意外と拠点を置いている企業が多い

上記の表に、こっそり進出企業数を入れているのにお気付きだろうか。

厳密には拠点数、と言う事なので、本社が違うトコにあって営業所がある様な場合でもカウントされる模様だ。

当社なんかは、チェンナイが本社でデリーエリアにもう一個工場があるので、恐らくダブルカウントされているはず。

ここでも大使館管轄エリアが1,691社で圧倒的な1位。

実は在インド大使館の管轄エリアにおける日系企業拠点数は、世界でも6位に入る。

上海総領事館エリアが22,355社で圧巻の1位、以下タイ・中国大使館・青島総領事館・広州総領事館、と続いての6位。

シンガポールが1,199社で12位である事を考えれば、企業数自体はやっぱり多いじゃん!と言う事になる。

インドの他のエリアを見て行くと、次に来るのがムンバイ、ちょっと離れてチェンナイが続き、ベンガルールとコルカタはかなり差がついているのだが、コルカタには実はベンガルール総領事館管轄エリアと大して変わらない399社が拠点を置いているらしい。

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日本人数÷企業数で見てみると良くわからなくなる

ここで注目したいのは、

1社当たりの日本人数

と言う考え方。

インド全体では1.91人/社 なのだが、その平均を上回るのが

在インド大使館エリア;3.33人/社

在ベンガルール総領事館エリア;2.74人/社

となる。

逆にそれ以外の3領事館は平均値を下回り、

在チェンナイ総領事館エリア;0.99人/社

在ムンバイ総領事館エリア;0.90人/社

在コルカタ総領事館エリア;0.42人/社

となる。

この数値がでかい、って点から推測出来るのは以下要因か。

  • 日系企業が結構な数の日本人を派遣している
  • 帯同家族が多い
  • 現地企業或いは外資系勤務の人が多い
  • ワーホリとか留学生が多い

その反対でこの数値が小さい=上記要因の反対の事、、と思うのだが、1人/社を下回るってどう言う事??と思ってしまう。

拠点はあるんだけど、日本人は常駐してなくて、例えばデリーの本社から管轄してるんだよ とかそう言う事??良くわからん。

それにしても、コルカタの0.42人/社ってのは少なすぎだろ。

このカラクリは謎なのだ。

コルカタは60代以上の人が多いし女性も多い

気になったのでもうちょっと調べてみたら、結構おもろい事に気付いた。

まずは表でどん。

総数168人の日本人に対し、60代以上は15%の25人。

他のエリアが10%未満であるにも関わらず、この数値は飛び抜けていると表現しても良いだろう。

更にもう一つ面白いのが、前回も触れた男女比率。

インド全体では2-1の割合であり、コルカタ以外はほぼ同じ割合であるにも関わらず、コルカタだけは1-1に近付いているのだ。

60代以上に至っては男性よりも女性の方が多い。なんで??

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直接この目で確認できないから誰か教えて欲しい

これには、きっと何かのカラクリがあるんだと思う。

3姉妹の家族(男1女4)がすげーいる

とか?

コルカタにはマジで仕事上においては何の用もないし、観光に関しても全く興味がないので、赴任期間中に訪れる事は多分ないと思う。

インパールに行ってみようかな、と思っているので、その時の経由地として通過はするかもしれないけど。。

と言う事で、このカラクリに繋がるヒントがあれば、どなたか教えて欲しいのだ。

ひょっとしたら超魅力的な何かがあるエリアなのかもしれないし。

〜今日の教訓〜

ケララに住んでる人が何かチェンナイの領事館に用事あったら、飛行機乗ってボンバイエ。

遠すぎてかわいそうやね。

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なお、上記のインドの各州に色を塗ってマッピングする方法だが、このサイトで出来る。かなり便利ちゃんで、仕事でも結構使っているので参考までに。

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