webチェックインが有料になる意味が良くわからない件

久々にニュースの話題。

IndiGo and SpiceJet make web check-in paid service, flyers tweet protest

と言う見出しのニュースが載っていた。

インディゴとスパイスジェットが、webチェックインを有料化して、乗客がツイッターで文句を言ってる、と言う内容。(※参照リンク:こちら!)

まず、

は?なんで?

と言う感想だった。

ニュースを読み込んでいくと、以下が要点となる。

  • 国内の航空業界はコスト増加に苦しんでいるものの、価格競争が激しく各社とも価格転嫁出来ていない
  • インディゴとスパイスは、直近の四半期決算が赤字
  • そんな中、両社がwebチェックインの利用を有料化すると発表
  • 具体的には、webチェックイン時に行う座席選択を課金制にする
  • 今までは、webチェックイン時に、足元が広い席とか前の方の座席を選べば課金されていた
  • チェックインカウンターを利用すれば課金されない

なんでやねん要素が多過ぎる。

普通、チェックインカウンターの混雑を避ける=ここにかかる人件費を削減する為にwebチェックインを推奨するんじゃないの?とまず思う。

だが、両社は逆を行く。なんで??

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ひょっとしたら、

空港で並ぶのがイヤだったら、金払ってwebチェックインしろよ、金払うのイヤなら並べよ

と言う事なのかもしれない。考え方としては非常に剛直だとしか言い様がない。

なお、このニュースの中には、

結果的に、人件費が増加し、コスト削減につながらない

海外の航空会社は搭乗券の印刷に料金を設けるなどしてオンラインによるセルフチェックインを促している

にも関わらず、両社の動きは業界の流れに逆行している

等の指摘が、ツイッター等で出ている、とも書いてあった。極めて正論な気がする。

当方、デリーに行く時はエアインディアかビスタラしか使わないのだが、プネとかアーメダバードに行くケースでは、どうしてもこの両社を使わざるを得ない。来週も往復インディゴでプネ行くし。

エアインディアとビスタラでは、ゴールドメンバーである事をフル活用して、一切列に並ばずにチェックイン出来るが、インディゴやら他の航空会社だと、不甲斐なく長蛇の列に甘んじなくてはならない。それはイヤだ。

この決定によって、チェックインカウンターが更に大混雑する事は目に見えているので、金で解決する=金払ってwebチェックインするしかないかな、、と思っている。

ただ、何度も書くけど、こんなん、ホントに収益改善に役立つんかな?

ヒマだったのでちょっと計算してみた。

インディゴの四半期の売上をだいたい650〜700億ルピーと仮定。

飛行機を使うのは月1,000万人くらいだから、四半期で3,000万人。且つインディゴのシェアは40%くらいだから、1,200万人がインディゴを使う事になる。(国内線に限ってるけど)

その内の4分の1くらいが有料webチェックインを使ったとして、300万人。単価を200INRとすると、6億ルピー。

そう考えると、営業利益は1%くらい改善する事になり、あれ、意外と効果あるね、って事になってしまう。

まぁその一方で、空港混雑に対応する人件費増とかもあるだろうし、そもそも4分の1が使うかもようわからんし、何れにしろユーザーフレンドリーじゃないのは間違いない気がする。

料金上げると競合に顧客が流れちゃうから、チケット代支払った後のこう言った部分で回収しようとする気持ちはわからんでもないが、、、どうなんでしょ。

と言う事で、今から男らしく0泊2日のクアラルンプールの旅に行って参ります・・・フライト代、16,500るぴーナリ。

~今日の教訓~

運賃上げて良いから赤字体質をなんとかしろ。

ジェットエアウェイズとか、いつか事故起こしそうでマジで怖い。

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