ちょっと前にも日本でデング熱フィーバー?があったけど、インドでもやっぱりある。
インドでの流行りっぷりは、PTI通信さんによると以下の様な感じ。
2017年のデリーエリアでのデング熱発症報告は5,870件
うち、デリー在住者の発症例は2,884件で、残りは他州から治療に来た人
10月だけで見ると、最初の3週間で1,077件
その中でも3週目に650件が集中しており、既に5人が死亡
デリーエリアでは、他にもマラリアが1,073件とチクングニア熱が731件
デング熱の全国の感染者数は、14年は4万人だったけど、16年には11万人になった
とな。こぇー!!
ご存知の通り、これらは全て蚊を媒介しているので、インドに住んでいると、『如何に蚊を抹殺滅殺ジャックナイフするか』が至上命題となる。
抹殺滅殺ジャックナイフについて、『何それ?』と思われた方はこちらのエントリをご参照。
なので、我が家は家選びをする際にも『近くに川とか池がないか』とかも考慮したし、そのエリアに住んでる人に『蚊が多いか聞く』とか、細かいトコまで調べた。
当然ながら、蚊除けグッズは死ぬ程日本から持って来た。
家族渡印から1年弱が経ち、かなり在庫は減ったものの、現時点でこれだけの武器を抱えている。どっからでもかかって来やがれ。
折角なので、この中で取捨選択的にどれがあれば良いか、どれがいらないか、を書いてみたい。
蚊取り線香
我が家はこれを大量に持って来た。
が、これは正直そこまでいらないかな、と言う感じ。家の中では焚かないし。
集団で外で遊ぶ時とかじゃないと出番があんまりないし、そう言う時だって、個々人がスプレーとかで対策してりゃ良いんじゃね、って事で、あまり持って来なくて良いアイテムかも。
虫除けスプレー
我が家が愛用しているのはこの人たち。
こちらがお出掛け前に、手足にシュッシュするヤツで、
こちらが空間に向けてシュッシュするヤツ。
後者の方はほぼ毎日特に玄関で重点的にシュッシュしてるが、敵もさるもの。蚊が入って来る時はあっさり入って来る。
現地調達出来る手足シュッシュ系
チェンナイでもいろいろ売ってるが、こんなのを使ってる。
アーユルヴェーダのブランドとして有名(らしい)なKAMAと言うトコのもの。
オカマではなくカーマ、らしい。
多少ベトつくのが気になるが、天然素材って事で、赤ちゃんにつけても大丈夫だ。
あと、ニルギリス(スーパー)なんかでも、普通に虫除けは売っているので、まぁぶっちゃけそれでも良いんだろう。
あと、シンガポールでこんなん買ってみた。
タイガーバームのもの。
昔、タイへのラグビーの遠征で、試合翌日に離島に遊びに行った時、心ない先輩からお尻にタイガーバームを塗られ、船から突き落とされ死にかけた事を思い出す。
なので、マダム(嫁さん)が『シンガポールでタイガーバーム買いたい』と言った時には、この恐怖の思い出がフラッシュバックし、いやだー!と思ってしまったのも已む無しと言える。
こちらについては使ってないので効果の程はまだわからないが、評判は良い模様。
シールとかの身に付けておく系
我が家では主にこれらを持って来ている。
かさばらないし、あればあるだけ良いんじゃないかと思う。
家の中で使えるベープのもの
コンセントにつなぐ式は、変圧器とかかまさなきゃいけなくて面倒なので、電池式をオヌヌメする。
こちらが電池式ので
こちらが電源接続式
電池式のものの方が使い勝手が良いので、寝室とかでガンガン使っている。
現地調達出来るファイナルウェポン
最後に、現地で調達出来る最強の武器と言えるこちら。通称、モスキートバット。
名前の通り、蚊を駆逐するテニスラケットの様なバットだ。
ガットには電流が流れているので、蚊をはっ倒すと、気持ち良いくらいにでかい音が鳴る。バチッ!と。
当方はこれを家の中、会社のデスク、通勤の車、家族用の車、それぞれに1個ずつ配備する、と言う常時臨戦態勢を敷いている。
会社では蚊やハエがしょっちゅう登場してクソ鬱陶しいのだが、
仕事してる⇒虫登場⇒いきり立つ⇒バット探す⇒探してる間に見失う⇒バットを握りしめ虚空を見つめる
と言う作業をルーティン化させている。
見失う度に当方のストレスは高速増殖するので、何回かに一回駆逐に成功すると、その度に、よっしゃぁーー!と雄叫びを上げる事になる。かなりの変人だが已む無し。
とまぁ長々と書いて来たが、インドの蚊に対する日本製製品の効能については、はっきり言ってわからない。無責任でゴメス。
ただ、当方の周りにも、何人かデングを食らってる人がいる事も考えれば、我が家の4人が4打数4安打で生きている事からは、『ある程度効果がある』と言っても良いだろう。
みんな蚊にはちょいちょい刺されてるけどね。運が良いだけなのかも。
これだけ虫対策しててデングとか食らったら、もうそれはしょうがない、と考えるしかないのかもしれない。
なお、上の写真には、アリの巣コロリとかゴキブリホイホイ的なのも写っているが、我が家ではアリもゴキブリも発生した事がないので、今の所活躍の機会は与えられていない。
むしろそのまま活躍せずに終わってもらいたい。。
~今日の教訓~
モスキートバットは日本に持って帰る。
充電すりゃ使えるしね。