先日、インドじゃないけどこんなニュースが出ていた。
- ケープタウンが水不足に陥っている
- 水源となっているダムの貯水量は、容量の15%にまで落ち込んでいる
- 政府が、市民の水道水の使用を制限
- トイレを流すのは1日1回、風呂はシャワーのみ2分間まで
- 市内のホテルでは、バスタブの蛇口が取り外されている
- てな感じで一生懸命節約してるけど、今後雨が降らなければ8月に水道水が無くなる
- その状態を『ゼロ・デイ』と言うらしい
- ケープタウンは2014年に『水管理』に関する国際表彰?を受けた
- にも関わらず、2015年以降の降水量の減少&人口増で水不足に
ほほぉ。2分でシャワーとはこれ如何に。
全ての作業を2分以内に終えなさい、なのか、シャワーから水が出る時間が2分だけよ、なのか良くわからない上に、家族4人いたら8分出るの?それとも1人30秒なの?等と色々と気になるが、どうやらかなりクリティカルな状況の様だ。
しかし、実は我々もこのニュースを対岸の火事として見る事が出来ないのだ。
去年の今頃、我が家でもシャワーの水が出なくなる事件が発生して、ホテル暮らしを余儀なくされた。(ハイアットに泊まっていたので、ラッキー!とか思ってた面も否定出来ないけど)
あれから一年。
先月、ちょっと半日くらい雨が降ったくらいで、年初から雨が降った記憶ってあんまりないし、水不足になるんかな?なんてノンキに構えていたら、我がタミルナドゥ州では、既に南部の方で水不足絡みでの暴動も起きている。
これも少し前(2年前)にあったタミルナドゥ州vsカルナタカ州のケンカの延長戦なんだけど、カルナタカから流れて来る水をもっと寄越さんかい!と言う連中が暴れているもの。
大事にはなってないけど、こんな感じでワーワー騒いでおる。
チェンナイでもちょこちょこ暴動未遂があって、おまわりさん達が素早く対処して収まった模様。
直近では4/1にも、我々が住むエリアにある『マリーナビーチ』と言う自称チェンナイのワイキキで、ヤングマンが暴れ出した所をおまわりさんに鎮圧された事件があった様だ。
そんなこんなで火種はくすぶり続けているので、家の中には常時100ℓ以上の水を確保しておく様にしているのだが、実はバンガロールの方がもっと深刻説がある。
どうも、アホみたいに都市開発を進めた結果、1973年以降、水域の79%がコンクリートで覆われてしまい、帯水層の水面はこの20年で10~12mから76~91mに低下したそうな。ヤバすぎ。
要するに、15m掘っておけば良かった井戸が、その5倍くらい掘らないと水が出て来なくなっちまった、と言う事だ。
ついでに言えば、バンガロールでは下水処理施設が能力の半分程度しか活用されておらず、水質汚染も進んでいる、との事。
クソっすわ。
自宅からこんな水が出るのも已む無し、って事なんすかね。(今週の我が家)
せっかくなので、さっき写真を載っけた人民の暴れっぷりの写真をあと2枚載せておく。
ちょっと見方を変えれば、みんなが積極的に手を挙げて発言をしようとしている授業熱心な光景。
線路に寝っ転がるドMのオッサン達。
何しとんねん。
〜今日の教訓〜
騒ぐのは良いけど、道路渋滞とか起こさないで欲しい。
俺のいない所で騒げ。
※画像はこちらのサイトから拝借