一昨年、100年に一度の大洪水!とか言う事件がチェンナイで起きていた事はご記憶に新しいかと思う。
その頃、当方は日本にいたので、前任者が『善人ぶって部下を家まで送ってたら自分が帰宅難民になった』とか言っていたのを聞いて、『大変だなぁ』と完全に人ごととして処理していた。
そして昨年、当方がめでたく赴任。
すると、その年のうちに大型ハリケーンが来襲、またもや大洪水アゲインとなり、100年に一度って言ったヤツ出て来い、と言う事態になったのだ。(過去エントリ参照!)
二度ある事は三度ある、じゃないけど、先週、まさかの3セット突入未遂が起きたので、その話を書いてみる。
去年と比べて雨は多い
10月に入ってから、やたらとたくさん雨が降るなー と思っていた。
ただ、その降り方は夜間集中型で、ベッドで横になりながら、すげータキ雨だわーとか思いながら寝るパターンが多かった。
基本的にチェンナイは(と言うか恐らくインド全土で)水はけが悪いので、ちょっと雨が降っただけで、低い所は水浸しになる。
ただ、そう言うエリアはだいたい決まっているので、通勤途中とかに水たまりを見ても、いつも通りの光景すぎて特に違和感は感じないのだ。
2日雨が続いただけでえらいこっちゃ
ところが、先週に入り、結構断続的に雨が降る様になって来た。
あれ?これちょっとまずいんじゃね?と思いながら家を出ると。
水はけが良いはずの当方の家の周りですらこの状態。
あらら?
車を進めると、
いやいや、川じゃん。川だよ川。
インドのバイクは水陸両用
当方の乗っている車はSUVなので、この位の水であれば、へへーんって感じで気にせず走破出来るのだが、インド人、みんなだいたいバイク。
でも気にしない。
ホントにこの人たちの安全意識って心配になるんだけど、もし水面の下にでっかい凹みとかあったら、ソッコーで転倒して大怪我する可能性高いのに、そう言う事考えないんだろうね。
これは洪水と言って良いのでは?
そんなこんなで何とか出社はしたものの、会社に来れないのか来たくないのかわからないけど、部下からメッセージ。
タマさん、家の周りが水浸しで身動きが取れません!!この写真を見てください!!
ほほぉ。なるほど。
確かに身動きが取れないと言うのはあながち間違っていないね。
でもこれ、明らかに家の外に出て撮った写真じゃん、身動き取れてんじゃん。
とは言わずに、
おっけー、君と君の家族の無事がファーストプライオリティだ、気をつけてくれ
と本音で返信。自宅待機させた。
アメスクはあっさり休みに
こんな感じが断続的に一週間続いたので、火曜日と金曜日(確か)の二日間、アメスクはあっさりと休みになった。
年間休日185日を誇るアメスクも、これで休みが187日となり、更に打率アップなのだ。そのうち200日突破するんじゃなかろうか。
一説によると、去年のハリケーンの際、アメスクの判断遅れか何か知らんけど、一部生徒が帰宅難民に陥る事案があったらしく、今回は州政府からも『みんな休校にしようね♡』ってお達しが出ていた事もあり、かなりケアりながら休校を決めたらしい。
とは言え、休みにした両日共に、普通に晴れたんだけどね。石原良純かそらジローを連れて来て天気予報させれば良いんだ。
休みになるとそれはそれで困る
で、アメスクもただ漫然と休みにするワケではなく、ライブでの授業の代わりにバーチャルで授業をやるよ!とうたい、先生が自撮りした動画をYouTubeに上げたりして、それを生徒が自宅で見る、と言う形の授業を行う。
当然、低学年になればなるほど親のサポートが必要になるのだが、困った事にマジでサポートが出来ない。
何故なら、先生の発音がキレイすぎて英語に聞こえないから。
音楽の授業とか、そもそもワードの意味すらわからないし、壊滅的に意味不明な状態に陥るのだ。
娘よ、力になれずすまん。
来年は水不足なんか起きるワケない
話はそれたが、インドの気象庁的な所の発表によると、この手の雨はしばらく断続的に続くらしく、大洪水選手の、3年連続3回目の出場の可能性がかなり高くなっていると言っても過言ではないだろう。
今年の春先、我が家では『シャワーから水が出ない!』と言うクリティカルな事案が多発し、大家をガン詰めした所、『水不足の影響だぜ☆』みたいなあほたんな回答が返って来た。
確かに去年は12月にハリケーンが直撃したものの、それ以外はあまり雨が降らなかった。
でも今年は既にこれだけ雨が降っていて、至る所に水が溜まっているので、来年は水不足は起きないはず、とかなりの希望的観測を持っているが、残念ながらあくまで希望的観測なので、水のストックは常時100リットル以上を心がけたいと思う。
〜今日の教訓〜
雨が降るとジメジメして来てカビがホントに心配。
あと、蚊の発生も気になるので、こちらのエントリをご参照!