絶望的だったクイーンズホテルを脱兎の如く抜け出し、目の前の仏歯寺へ。
『目の前』と言うのは誇張ではなくてホントに目の前で、ガチで歩いて行ける。200m以上の距離はタクシーに乗りたい当方も、さすがにここは黙って徒歩だ。
今回もちょっとずつコマギレにして書いていきたいと思う。
入り口で服装検査と荷物検査があるよ
お金を払う(=チケットを買う)よりも前の段階で、服装と荷物のチェックがある。
男性と女性で別の列に並んでチェックを受けるのだが、
メシの持ち込みはダメらしいけど全くチェックされず
お供え物チックな食品は余裕でOK
男性女性問わずハーフパンツはダメ
女性はノースリーブはダメ
と言った具合で制限がある。何人か、短パンで突っ返されて、その辺で売ってるサロンとか言う腰布みたいなのをつけてる欧米人がいた。
また、白が基本の正装らしいので、なるべく白っぽいカッコで行こう。常識人の当方は白いポロシャツにロングパンツで行ったが、良く見たらポロシャツにはでっかくDUBAIと書いてあり、ロンパンもただのスウェットなので、コンビニに行くのと同じカッコだった点は否めない。已む無し。
とにかく、ド派手な色じゃなければOKだろう。
入場料は現金のみ
荷物検査を終えて、表参道的な道をテクテク歩いて行くと、右側前方方面にチケットカウンターがあるので、ここでチケットを購入。
自販機で簡単に買えるので、トライしてみよう。
入場料は1,500ルピー/1人。子供は無料らしい。
ここは現金のみなのでテイクケアなのだ。
裸足で中を歩く事になるよ!
チケットを買ったらいざ中へ!なんだけど、ここは土足厳禁。
チケットカウンターとは逆サイドにある荷物置き場的な所に靴を預けて、裸足或いは靴下になる。
ポイントとしては、
- 一応無料だけど、参拝後に靴を回収した時、100ルピーくらい係員に渡しておこう
- 靴下は再起不能レベルに汚れるので裸足がオヌヌメ
- 但し、ところどころ足の裏が痛いエリアもある
- 参拝後、足を洗える洗い場があるので、タオルを用意しておくとベター
と言った所か。
中はリアルにカオス
いつもなのかは知らないけど、こんな人たちが太鼓を叩きまくって踊り狂っている。
ので、超うるさい。
そして、圧倒的な人ごみ。
新年だけかもしれないけど、ガイド曰く、いつもこんなモンだぜ、との事。きつっ
歯を見たい人は相当並ばないとムリ
今まで全く触れて来なかったけど、仏歯寺と言うだけあって、ここにはお釈迦様の歯が祀られている。
そのお堂の扉が一日に何回か開くらしく、そこを見ようとして人が大挙して訪れる。
実際に近く(開いた扉の目の前まで行ける)で見れるんだけど、凄まじいレベルで並んでいるので、短時間滞在を考えている人はまずムリだと思った方が良い。
こんな感じの列。
子供連れは横入り出来るらしく、我が家のマダムもガイドに誘導されるまま図々しく横入りしたのだが、それでも1ターンでは見る事が出来ず、あっさり諦めて離脱した。確か、15分開いて20分閉じる、のサイクルだったので、あと20分待てば見れた可能性が高かったが、20分待つなんてムリなのだ。
一方、遠目にこの扉を見れるルートもあって、それは並ばなくても良いんだけど、扉に近い所に献花台みたいなのがあるので、その前は献花したい人と、遠目からでも扉を見たい人が入り交じってエグい事になっている。
ここでは強い走りが求められるので、ラグビーやってて良かったとリアルに思う。そこまで扉にコダワリがあるワケではないけど、折角来たし、強い走りをしてちゃっかり最前列で写真を撮った事は言うまでもない。
開いてる扉がこちらで、
開いてないとこんな感じ。
わかりにくいかな。
なお、献花台には尋常じゃない数の花が次から次に供えられるんだけど、良く見てたら、その花を豪快に廃棄してる職員がいた。
処理中。
処理後。
バッサリ捨てられている。
我が家も100ルピー出して花を買って一応献花したんだけど、この100ルピーは何だったんだろう・・・
世界中の仏さんが大集合
歯を見た気分になって、隣の建物に行くと、こんな感じでたくさんのお釈迦さんが並んでいる。
ガイド曰く、世界中のブッダを集めたらしく、確かにそれぞれ微妙に表情が違う。
日本式は↑の写真の一番左なんじゃないかと思ったが、ガイドは良くわかってなかった。
それにしても、ふんだんにゴールドが使われていて、かなりきらびやか。反対側に目を向けるとこんな感じで美しい。
さすが総本山(かどうか知らんけど)・・・と言った具合で非常にイケているのだ。
なお、↑の写真の右下の邪魔なオバサンの先に頭みたいなのが写ってるが、このお堂には柱だったり壁の前に座って瞑想している人がたくさんいた。
中には欧米人もいたりして、心の中に宗教があるってのは強いんだろうなぁ、等と感じた。
当方は残念ながら無宗教であんまりそう言うのに興味がないのだが、自分の中に拠り所がある事はきっと良い事なんだろう。
ちなみに当方が拠り所にしているのは、夏合宿よりエグいモノはない、だ。仕事中に気絶する事はまずないもんね。
建物の壁画も見事
人間がクソ多いけど、建物に目を向けると、壁画だったり装飾が施されていて、それはそれで見事だ。
この建物↓も上に目を向けると・・・
こんな感じでそれぞれに絵が描かれている。
ただ、日本の漆塗りの絵の方が好きかなぁ、とも思ってしまた。スマソ
おまけ〜車を見て思う事
外に出ると、ふそうの消防車が置かれていた。
すげー日本ちっくだな、と思っていたら、完全に日本だった。
あと、こんな車も。
うちの田舎の坊主もメルセデスに乗ってるし、坊主は儲かるんだな・・・と思ってしまった。
ちなみに、お盆とかで檀家周りする時は気を遣って原チャか軽乗用車だ。生臭坊主め。
どうだろうか、仏歯寺に行きたくなっただろうか。
調べると、どうやら小豆島にも仏さんの歯があるらしいけど、ほんまかいな?
興味がある方は、まずはそちらから始めてみるのもアリかもしれない。
〜今日の教訓〜
ここに行くならクイーンズホテルがセット発注。
あ、日帰りで行けば良いのか。