また週末を迎えてしまった。
と言う書き方をすると、
せっかくの週末なのに楽しみじゃないの?
と思われる、と言うか思って頂けるかもしれないが、正直あまり楽しみではない。あぁまた1週間が終わったか、くらいの感じである。
アメリカに来て何回目の週末なんだろう、と数えてみたが、どうやらもう6回目らしい。何と言う事でしょう。
6回も週末があったにも関わらず、未だに家も決まってなければ車も買えていない。多少英語は成立する様になって来たが、相変わらず日々蹂躙され続けており、不甲斐ないとしか言い様がない。
仕事の面で言えば、米人は皆男らしいので男らしく言う事を聞かないし、日本は日本で弾の飛んで来ない所でピーチクパーチクうるさいし、それなりにストレスは溜まっていると思う。ただ、そのストレスを、週末を使ってぱーーーっと発散する術がない。
先週行ったコロンバスも、まぁ行ってみたら行ってみたでそれなりに楽しいのだが、計画するのもめんどくさいし行くまでが大変。やはり当方は一人旅とか一人メシとか、単独で何かを行う事に絶望的に向いていない人間なんだと思われる。
当方がまだかわいらしいチャイルドだった頃は、おかん曰く、
みんながボール遊びしてても壁際に一人で座って本読んでる様な子だったのよ
との事で、一人◯◯の素質はあったのかもしれないが、ラグビーに彩られたその後の人生でその素質はバルスしてしまったと思われる。
実際、当方の人格が完全に固まったと思われる大学以降、一人で何かをした記憶が殆どない。
かと言って、それなりの人数がいる駐在員の同僚と何かをしようとも思わない。もはや当方は社会性のないダメ人間なのではないか、とすら思えてしまう。
今日ジムで走りながら、その理由を色々と考えていたのだが、
一緒にくだらない事を話したりくだらない事をしたり出来ないからではないか
と言う結論に達した。
当方が友人関係に求めるのは、恐らくこう言った点であり、チェンナイ生活が楽しかったのもくだらない事を一緒にやってくれる友人に恵まれたからではないかと思う。大学の時も社会に出てからも、仲が良かったのはくだらない事を一緒に出来る連中ばかりだった。
今はアメリカには会社の同僚以外の知り合いがいないし、同僚にそれを求めるのは良くないだろう、とも思われる為、自然とおひとり様コースに向かってしまっているのではないかと考えている。
で、話は元に戻るのだが、一人で何かをしても楽しめないので、明日も会社行ってジム行ってブログ書いて寝るか、くらいのどうしようもない生活が見込まれている。昔一緒にくだらない事をやっていたくだらない友人達も大人になってしまった今、結局の所家族と一緒じゃないと何事もなかなか楽しめない人間になってしまったのかもしれない。
そう考えると、30年くらい後にはなるが、子供達が全員巣立った後、仮にマダム(嫁さん)が先に死んでしまったら、当方も寂しさのあまり2週間くらいで大至急死んでしまうのではないか。
1年くらい前に買って、未だに全部読み終わっていないこちらの本にも、人間は元々集団生活をする事で他の種からの脅威を乗り越えて来た生物だ、みたいな事が書いてあった。
つまり、長い歴史の中で、人間と言うのは基本的に家族等を軸にした集団で生き延びて来た生物であり、一人で生活したがる様なヤツは、剛直な獣に剛直に殺戮されて来たはずだ。
実際、生まれてからすぐ立ち上がる様な動物と違い、人間の赤ちゃんの成長が遅いのは、集団で子育てをする生物だったからだ、と言う様な事も書いてあり、かなり腹落ちした。
そう考えると、当方が一人◯◯に興味が湧かないのも実に人間的だと思われるし、家族とじゃないと何事も楽しめない特性もこれまた実に人間的なのだ。少し安心した。
と言う事で、なかなかストレス解消出来ないので、明日は会社に行って大音量で安室ちゃんを流しながら仕事します。
いい子はいい子にしかなれないよ!!!
〜今日の教訓〜
もうどうしようもないビンビン来てるChance Chase the Chance!
ビンビン来んな。