弱小国が強豪国に挑む姿こそがW杯の醍醐味

土曜日のオーストラリア対ウルグアイ。

正直、試合をやる前から勝ち負けは明らかだった。

実際、結果的にはワンサイドゲームになったが、試合終了直前にウルグアイが意地のワントライ。ゲーム途中でも、TMOの結果ノートライになってしまった幻のトライもあり、ウルグアイは大いに試合を盛り上げたと言って良いだろう。

ウルグアイ以外にも、W杯には弱小国がたくさん出場している。

彼らがティア1と呼ばれる強豪国に勝つ可能性は極めて低い。(ちなみに日本はティア1ではない)

そもそもそう言った弱小国はアマチュア選手が多く、プロ選手だらけのティア1の国とは全然違う土俵で戦っているので、そりゃ勝てるワケないでしょ、と言う話なのだ。

当然ながら、アマチュア=仕事をしながら自分を鍛え上げている人たち=が見せる試合は、プロ=ラグビーを仕事にしている人たち=の試合とは当然レベルが違う。プレーの精度も含めて。

ただ、ウルグアイの意地の1トライもそうだけど、アマチュアの取るトライは、プロの取るトライよりもよっぽど魂がこもっている様に感じる。

もっと言えば、W杯は、弱小国にとっては

ティア1の国と戦える数少ないチャンス

とも言える。

日本も一時期そうだったけど、弱小国はティア1の国に試合を組んでもらえない。ティア1の国からしたら、弱小国とわざわざ試合をするメリットがないからだ。

どのスポーツでもそうだと思うが、強い相手と試合するのは、どんなトレーニングよりも良い経験になる。

そんな良い経験が出来る場で、力を出し切らないヤツなんかいるワケないよね、って事で魂のこもった良い試合が見れる、と言うロジックだ。

ニュージーランドと南アの試合も良いけど、強豪国に挑む弱小国、この絵面こそがW杯の醍醐味だと思う。滅多に見れないからね。

プール戦も半分以上を消化し、残りの注目の試合、と言う意味では

  • 10/13のナミビア vs カナダ
  • 10/13のウェールズ vs ウルグアイ

だろうか。

カナダもショボいので、強豪国の扱いにはならないが、ナミビアの気合の入り方はなかなか良い。今日はニュージーランドから1トライも取れなかったし、逆に11トライも取られてしまったが、非常に頑張っていた。

是非カナダとも良い試合をして貰いたい。

あと、当方が本大会一押しのウルグアイ。

ウェールズに勝つ可能性は、智弁和歌山がヤンキースに勝つくらいあり得ない話だが、目標2トライで頑張って欲しいと思う。

と言う事で、日本だったり、決勝トーナメントに進みそうなティア1の国の結果だけじゃなくて、弱小国の頑張りにも目を向けてね!が今日の言いたい事。

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コメント

  1. ipanema より:

    いいこというね!