我が家には2人ドライバーがいる。
1人は当方の出勤用で会社契約、もう1人は家族用でこれは個人契約で当方が金を払っている。
出勤用をS君、家族用をJ君としよう。
S君は33歳子持ち、何ならその息子が11歳?とかなので結構早いタイミングでの子供と言う事になる。
一方のJ君は25歳独身、結婚したいけど金がないっす、とか言ってるヤングマンである。
家族が一時帰国しちゃうとやる事なくなるよね
そんなJ君だが、アメスクの休みに合わせて家族が日本に帰っている為、今現在やる事がない状態に陥っている。
そうは言っても、お前働いてないんだから今月と来月給料なしね、とも言えないので、一応給料はやる事にしている。
さすがにずっと家にいて給料だけ貰うのは悪い、と感じたのか何なのか知らないけど、我々が日本に帰っていて誰もインドにいない時、ちょいちょい我が家に来て、留守宅を掃除してるメイドと一緒に、業者に対してエアコンを直せとか、水漏れを直せとか色々やっていたらしい。
ちなみにヤツが勝手に言ってるだけで、本当にそのアクションを取っていたかの確証はない。
頑張ってる人には報いなければあかん
別にそんな事は頼んでないし、ヤツが自主的にやってるだけだから、報告を受けても、おぅそうかご苦労、程度で特にサンキューの安売りはしなかった。
とは言えまぁ頑張ってるアピールをしているので、何かしら褒美を与えてやろう、と考えた。(それすらしないバカもいるし、って意味で)
一応当方はJ君のサー(ご主人様)であり、彼の生活の保障や、将来の事も考慮してやる必要があるので、せっかくだからお菓子とかじゃなくて、彼のタメになるものを買ってやろう、と考えた。
それで思いついたのが、日本語のテキストブック。
一部のママ友から
『ドライバーが日本語わかるのは便利は便利だけど、こっちの会話も理解されて結構鬱陶しいよ』
と言う意見もあったが、まぁ『日本語がわかる』と言うのはJ君の将来の為にも悪くない事だと思い、本屋さんにあった初級日本語テキスト、みたいなのを買って帰った。
で、チェンナイに着いた日に、ほれ土産じゃ、的に渡してやった所、めっちゃ喜んでるではないか。
曰く、
『お姉ちゃん(当方の長女)から日本語を色々教えて貰ってたがこれは嬉しい』
との事。
そう言えば、うちの子が色々ワケのわからん日本語を教えてたな・・・と思いつつ、This textbook is better than her、とか更にワケのわからんコメントを残しておいた。
ヒマな間に当然日本語マスターするよね
彼は今月と来月、鬼の様にヒマなはずなので、きっとある程度日本語がわかる様になる事だろう。
問題は、その本がCD付きなんだけど、CDを再生するハードをヤツが持っているかどうか、って点だろうか。
そこまで気を回してやる必要もないので、J君が自分で何とかする事を期待している。
マダム帰チェン後の、彼らの会話内容が楽しみである。
なお、もう1人のドライバー・S君には特段お土産は買わなかったので、家にあったラーメン(一人用)と冷凍しておいたお菓子(賞味期限切れ)と、一応今回買って来たおせんべいをあげておいた。
ただ、マダム達が戻って来た時に、お土産を必ず貰えるとか思ったら大間違いなのである。
~今日の教訓~
アメとムチは超大事。
毎回甘い顔なんかしねーぞ。