空港での待ち時間を攻略した件

当方、『待つ』と言う行為が極めて苦手な人間である。

  • 高速道路;渋滞してるなら出かけないで家にいようぜ
  • ディズニー;平日にしか行かない(10年以上休日に行った事がない)
  • 行列のできる店;並ぶくらいなら食わないし ってか店拡張しろ
  • 嫁さんの買い物;5分でフィットネス切れる⇒当然怒られる

と言ったノリである。

日本の自宅のそばに、ワイハで有名なEggs’n Thingが出来たので、食べたいね!とか言いながら行ってみるも、常に鬼行列なので毎回あっさり違う店をチョイスしてしまう、と言ったボッサリ具合なのだ。

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インドでは、しょっちゅうこの苦手な『待つ』を強いられる。

買い物のレジ、FRRO、銀行口座開設・・・例を挙げたら枚挙に遑がない。

そんな中、今日のお題に選んだのは空港での『待つ』について。

空港での『待つ』のチャンスはトータルで5回ある。

  1. 空港に入る時
  2. チェックイン時
  3. 手荷物検査の手前の列
  4. 手荷物検査自体
  5. ボーディングの時

※国際線の時はこれにイミグレが加わる

とっとと処理しろよバカ!と毎回悪態をつきながら、当方がこれに臨んでいる事は想像に難くないかと思う。

1については、インドでは飛行機に乗る本人しか空港の中に入れないので、航空券のコピーと身分証明書を入り口で軍人が必ずチェックする。

本人以外の見送りの人とかは、窓越しに灼熱の外から一生懸命手を振るしかない、と言う何とも盛り上がらないお別れなのである。

ただ、この部分については、理由はわからないが最近あんまり並ぶ事がないので、ストレスを感じていない。

以前は余裕で10人待ちくらいしていて、乗り遅れる!みたいなノリで横入りしようとするタワケと戦っていたりしたが、最近はなし。なんでだろ。(10人くらい待てよ と言うご意見は受け付けない。)

今日の話は2以降で、まさに今日、デリー⇒チェンナイ線でエアインディアを使った時の事。

エアインディアはスターアライアンス加盟なので、ANAのステータスを持っていればそれが横滑りで使える。

修行の足りない当方は、ANAのブロンズステータスしか持っておらず、それはスターアライアンスのステータスで言うとシルバーに当たる。

スターアライアンスでは、ゴールドにならないと何の意味もない、つまり、シルバーの当方は最下級戦士であり、ラウンジにも入れないし、はっきり言ってクソの役にも立たないステータスなのである。

そうは言っても、一応それっぽいカードは貰える訳だし、何らかの役に立てば良いのにっ!ばかっ!と長い事ハンカチを噛みしめ続けていた。

話を戻すと、デリーの空港のエアインディアのチェックインカウンターは、平民用とゴールドメンバー用に分かれている。

当然、平民用はバリ混みで、ゴールドメンバー用のレーンはスカスカに空いている。

うーん、待ちたくないな、と思いながら芽生えたのが、シルバーのカードを見せて俺はメンバーだぞ!的に堂々と振る舞っていればチェックインさせてくれるんじゃね、と言う考え。

そもそも↑の写真の通り、ANAのカードはブロンズ!とでっかく書いてあって、肝心のスターアライアンスシルバーのマークは右下に大人しくおさまっているので、ぱっと見ゴールドメンバーにも見える。

なので、このカードを見せて、『ほれほれ、余はメンバーじゃ、通したまえ』みたいなノリで行ってみよう、と言う姑息な手である。

早速やってみた。

すると。

なんの事はない、あっさり受け入れられた。

別に、俺はゴールドだ!なんて一言も言ってない。

あいあむすたーあらいあんすめんばーちぇっくいんぷりーず と言ってこのカードを見せ、相手に判断を委ねさせただけである。

なのでウソはついておらず、タマノミヤさんウソは良くないよ!と言う批判は当てはまらないのである。

向こうだって、当方からカードを取り上げ、中身をジロジロ見た結果、まぁいいか 的な感じだったし。

ただ、『詭弁』とも言えるし、これって、結構グレーなんじゃないか、と言う気もする。

例えば、マンションを買う時に『隣にタワマン建ったりしないですよね?』の質問に対して営業が『タワマンは計画ないですね』と答えたにも関わらずスカイツリーが建っちゃった!知ってたくせに! みたいな場合と極めて似ている気がする。

意図的に相手を錯誤させ、且つメリットを享受する結果を招いている って事で、法律的には利得罪としての詐欺&未必の故意 的な事になるのかもしれない。やべーじゃん。

調べてみたら、詐欺とは、欺罔⇒錯誤⇒交付行為⇒財産の移転 がそろって成立するらしく、この『財産』の定義をどう置くか で変わって来るんだろう。

良くわからん。

ちなみに当方は商学部(通称バカショー)出身であり、文学部・経済学部・商学部と乱れ打ちで受験しまくっていたにも関わらず、法学部だけは『法学部なんか500%受からねーし!』と言って受けもしなかった事を加筆しておく。

従って、上記認識には間違いがあるだろうが、笑ってスルーしておいて頂きたい。

で、無事カウンターで発券して貰う事が出来、意外と楽勝なのね とか思いながらチケットを良く見たら、なんとビジネスクラス と書いてある。おりょ?

席自体は余裕のエコノミーなので、アップグレードされた訳ではない。

ビジネスクラスの発券カウンターだったから、プリンターの中にセットされてるチケット自体にビジネスクラス と印字されてただけである。

ここで芽生えたのが、 あれ、これも使えるんじゃね と言う邪な考え。

デリーの空港の手荷物検査では、ビジネスクラス専用のレーンがあり、当然そちらはスカスカ。逆にエコノミー用は慢性的に混雑している。

と言っても今回は珍しくどのレーンにも全く並んでなかったので、普通にそっちに行けばいいじゃん って話だったんだけど、ちょっとまたチャレンジしてみよう と思い、ビジネスクラス専用レーンで門番をしている軍人の所へ。

さっきのバッタモンゴールドと違って、明確にビジネスクラス と書いてあるし、座席番号も9D とかっていかにもビジネスクラスっぽい前の方の番号なので、100%に近い確率で勝利の自信はあった。

いざチャレンジ。

今回も余計な事=ウソは一言も言わず、シンプルにチケットを手渡し。

すると案の定、OKサー と言って通された。うおー

自信が確信に変わった瞬間である。(松坂)

なお、高校まで野球部だった知人が松坂と対戦した事があるらしく、

俺松坂からファウル打ったぜ!

と自慢していた。それくらい凄かったって事なんだろう。

今日は話が良くそれるが、ストレスフリーな手荷物検査を通過し、次はいざ搭乗。

他の空港・航空会社と同じく、ビジネスクラスとスターアライアンスゴールドメンバーは優先搭乗がある。

ここまで来たらもっかい実験したれ って事で、バッタモンゴールドのカードを見せつけてからの優先搭乗に、ダメ元でチャレンジしてみる事にした。

インド人は、搭乗開始だよん のアナウンスを聞くと、我先にと搭乗口に殺到する上に、機内でも後ろの人の事なんか1mmも考えずにチンタラ荷物を棚に載せたりして、一瞬で大渋滞が起きるので、並び遅れて後ろの方になるとかなりストレスが溜まるのである。

従って、このチャレンジがパスすれば、最後の最後までストレスなくチェンナイに帰れる!と言う訳だ。

結論。

カードを見せて、シルバーだけどOK?と正直に言ってみたのだが、あっさり通された。

さすがにここまでうまくいくと何となく後ろめたさも感じてしまう辺り、小心者だなー と考えてしまう。

開き直るとすれば、与えられた条件の中で最大の結果を出す事を目指している とも言えるが、コンプライアンス委員会にかけられた瞬間、恐らく光の速さで却下されるだろう。

歩くコンプライアンス とも言われている当方、姑息な手を使う前に、とっととゴールドメンバーの資格をゲットしてしまおう と考えを改めたのである。

なお、話を一気に冒頭に戻すと、インド人と仕事していると『待つ』と言うか『待たされる』事が多発する。

最初の頃は、2 minutesサー とか言っといて2分で来なかったら、そいつの席の真後ろまで行くとかして物理的に追い詰めていたが、その内逃げられる様になったので已む無く受け入れる事にした。

つまり、待つ事が苦手 とか言ってても、環境に染まれば意外と慣れてしまう訳で、ディズニーだってもっと土日に行けば次第にその環境に慣れるだろうし、嫁さんとの買い物も毎週末行ってればきっと…いや、それはどうだろう。。

〜今日の教訓〜

世の中何でもネゴっすよ

でも、だますのは良くないよ!

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